白髪が目立ってきたけど、心理的に白髪染めは使いたくないとか、白髪染めに好みの色が無いという理由で、ヘアカラーで白髪を染めたいと思ったことはありませんか?
※ここでいうヘアカラーとは、いわゆる「おしゃれ染め」とは「黒髪用ヘアカラー」を指します。「白髪用ヘアカラー」と言われるものがありますが、それは白髪染めですので当然に白髪はきれいに染まります。
結論から言いますと、ヘアカラーで白髪を染めると色は着きますが、思ったような色にはなりません。ここではヘアカラーではなぜ白髪が染まらないか等について説明します。
この記事の目次
ヘアカラーと白髪染めの違い
まずはヘアカラーと白髪染めの違いについて説明しましょう。
目的が違う
ヘアカラー | 黒髪を希望の色に染める。 |
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白髪染め | 白髪に色を付けて目立たなくする。 |
ヘアカラーと白髪染めはそもそもの目的が違うのですね。ヘアカラーは黒い髪の人がファッションで髪の色を変えることが目的で、白髪染めは白髪を目立たないように髪に色を付けるのが目的です。
髪に色を付ける力が違う
ヘアカラー | 髪に色を着ける力が弱い。 |
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白髪染め | 髪に色を着ける力が強い。 |
ヘアカラーと白髪染めは基本的な仕組みは同じです。
まず、髪の色を抜いて(ブリーチといいます)、色を着きやすくしてから、希望の色に髪の毛を着色します。
ヘアカラーは元々髪の毛が黒い人を想定していますので、髪の色を抜く力が強く、着色する力が弱いです。
したがって、白髪に色は付きますが、希望通りには染まらないことになります。
なお、脱色は髪にダメージが掛かりますので、白髪よりヘアカラーの方が一般的には髪が傷みやすいです。
ヘアカラーで白髪を染めるとどうなるの?
では、ヘアカラーで白髪を染めるとどうなるのでしょうか。
一般的には、白髪がよく染まらない、仕上がりが明るくなりすぎる、ということがおこります。
元々の毛の色目にもよりますが、白髪に色は着きますが、白髪が浮いたような色になり、かえって目立つことにもなります。
まとめ
◆ヘアカラーでは白髪はうまく染まらない。
◆ヘアカラーでは白髪が染まらないのは、脱色する力は強いが着色する力が弱いため。
◆ヘアカラーで白髪を染めると、かえって白髪が目立ってしまう。