プールを入った後で鏡を見てみると、髪の毛の色が薄くなったと思ったことはありませんか?
黒く染めたはずなのに茶色っぽく見えたり、茶色に染めた髪の毛でも薄くなった気がします。
どうしてでしょうか。ここではプールに入った後の脱色について説明します。
プールの殺菌作用で脱色してしまう
実はプールで脱色するのは気のせいではありません。
プールはたくさんの人が入ることもあり、汚れや菌を持ち込まれるため、強い殺菌をしています。
次亜塩素酸ナトリウムにような塩素系の殺菌剤を使います。実はこの塩素系の殺菌剤は塩素系の漂白剤の主要成分です。

したがって、染めた髪の毛はもちろん、普通の白髪ではない黒い髪の毛も脱色してしまいます。かなり強力な漂白剤ですよね。
じつはこの塩素系の殺菌剤は刺激が強いため、脱色するだけでなく髪の毛も傷んでしまいます。
髪が傷むとパサパサとした感じになり艶が無くなりますので、髪の毛の色がより薄く見えてしまいます。
このようにプールは髪の健康にとって良くありません(最近では塩素系以外の殺菌税を使っているところもあるようですが・・・)
では、どのような対応をすれば良いのでしょうか。
次にプールで髪の毛を脱色しないための対応策について説明します。
プールで髪の毛が脱色しないための対応策
キャップをする
まずは予防が大切です。プールによっては義務化されているところもありますが、必ずキャップをしましょう。
キャップをすることで塩素が髪の毛に付く量が減らせます。
また、キャップをする時には少しコツがあります。
・事前に髪をしっかりと濡らす
キャップに入ってくる塩素の濃度を薄くしてくれます。
濡らした後で、椿オイルや洗い流さないタイプのトリートメントを髪に付けておくのも効果的ですが、プールでは禁止されていることが多いのでご注意ください。
・水泳キャップは二重にする
水泳キャップはメッシュタイプとシリコンタイプの2種類がありますが、メッシュタイプを最初にかぶり、その上にシリコンタイプをかぶると塩素の水が髪に接触するのを減らしてくれます。

プールから上がった後は良く流す
プールから上がったら良くシャワーをあびて塩素を流しましょう。とにかく良く流しましょう。
本当はシャンプーもしたいところですが、禁止されているプールの場合は家でなるべく早くシャンプーをします。
最近は塩素を効果的に落とすシャンプーもありますので活用します。シャンプーの後はトリートメントで髪を保護しましょう。
まとめ
とにかくプールの塩素系殺菌剤は髪を脱色して傷めます。
とは言いましても、プールは健康にも良いですし、気分転換にもよいですので、やめるのはもったいないです。
ここでの記事をご参考にキャップでの予防、良いシャンプーで十分に洗い流すことによって、塩素系殺菌剤の影響を抑えてプールを楽しみましょう。
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