日本人の白髪のある人は40歳以上で推定5,000万人と言われています。40歳以上の人口は約7,500万人ですから65%以上の人が白髪というわけです。
年齢を重ねると白髪が生えるのが普通と言えます。しかし、白髪がある人、無い人がいます。白髪がある人は見た目が7歳も老けて見えるという調査もあります。
ですから、なるべくならば白髪は無い方がいいと考えますよね。ここでは白髪が生える原因と対策について説明します。
なぜ白髪になるのか-白髪の原因
最初になぜ白髪が生えるのかについて説明します。
白髪は生えるのではなく、髪に色が着かなくなった現象です。髪の毛の色は元々、色素がありません。そこで、日本人ならば黒色を付けて生えてきているわけです。
この髪の毛の黒い色というのは、メラニンという褐色の色素のおかげです。日本人の髪には通常この色素がまんべんなく点在しています。

白髪というのは直接的な原因は、メラニン色素を産生するメラノサイト(色素細胞)の機能が低下、又は消失してしまい、メラニン色素を作ることができなくなり、髪の毛の色がつかなくなり白髪となります。
白髪になる原因は様々ですが、一番の原因は加齢です。ここまでで答えは出ていますが、「40歳以上の人口は約7,500万人ですから65%以上の人が白髪」ですから。
加齢によって、メラノサイトの機能が低下したり消失してしまうことにより白髪となります。
対策としては年齢によるものですので、完全に対策をすることは無理ですが、軽減したり遅らせたりすることはできます。次にその3つのポイントを説明します。
白髪対策3つのポイント
ストレス解消
実はメラノサイトはストレスに弱いという性質を持っています。ですからストレスを溜めない生活をするとメラノサイトを弱めないため白髪の防止になります。
具体的には「深呼吸をする」、「穏やかな音楽を聴く」、「ウオーキングなどの軽めの運動をする」などをしてリラックスしましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
栄養不足の解消
メラノサイトに必要な栄養素を積極的に採りましょう。メラニンの産生を促す栄養素は「ヨウ素」、「タンパク質」、「セレニウム」です。
ヨウ素
ヨウ素は海藻類に多く含まれています。その中でも髪に良い海藻類と言えば、昔から「ワカメ」ですね。
タンパク質
肉類や、魚類、大豆に多く含まれます。タンパク質を働かせるためにはビタミンBもバランスよくとりましょう。ビタミンBは卵、レバー、牛乳に多く含まれます。
セレニウム(セレン)
セレニウムは藻類、魚介類、肉類、卵黄等のあらゆる食品に含まれています。一般的には不足することは無い栄養分です。
食品中ではタンパク質と結合して存在するため、たんぱく質を食べると同時にセレニウムも摂取できます。
頭皮のマッサージ
頭皮のマッサージをすることにより血行を促進し、メラノサイトに必要な栄養分をいきわたらせます。
1日1分程度、シャンプーのついでもよいですので、指の腹で頭皮を優しく動かすようにマッサージをしましょう。
最後に、若白髪といわれる10代、20代、30代の白髪の原因について説明した記事を紹介します。ご参考に頂ければと思います。
