白髪染めで染めてみたものの、思ったより暗くなり過ぎてしまったと思ったことはありませんか。
もう一度、明るい色で白髪染めやおしゃれ染めをしても、明るい色にはなりません。暗い色の上に明るい色は染まらないのですね。
そこで、髪を明るくする方法で「ブリーチ」があります。しかし、白髪染めで暗くなった髪をブリーチで明るくする方法は良いのでしょうか。
ブリーチとは
ブリーチとは髪の毛のメラニン色素の色を抜くことにより、髪の毛の色を明るくする方法です。
色素を抜いてしまうので、明るいというよりほとんど金色になってしまいます。普通は色を抜いた後に好みの色を付けていきます。
ブリーチの仕組みとしては、簡単にいうと以下の通りです。アルカリ剤と過酸化水素水の混合剤を使用します。
- アルカリ剤で髪の毛の外側にあるキューティクルを強制的に開く
- アルカリ剤と過酸化水素水の科学反応により、髪の毛の色を出しているメラニン色素を分解する
途中までは白髪染めと仕組みは同じです。白髪染めは色素を分解した後、染色という工程が入ります。

白髪染めをした後、ブリーチすると髪が傷む
白髪染めは髪を傷めるというのはご存知でしょうか。そもそも白髪染めの混合剤が刺激が強く、またキューティクルを開いてしまうので頭皮、髪に良いわけがありません。ブリーチも仕組みは同じですので、髪は痛みます。
したがって、白髪染めをした後、ブリーチするという作業は髪がかなり傷みますので、お勧めはできません。
では、白髪染めをした後の髪を明るくするのは、どのようにしたらよいでしょうか。
対応1 2か月後に明るい色で白髪染め
本当は新しい髪が生えてきてから、明るい色で染めるのが良いのですが、そんなには待てませんよね。
白髪染めで髪の毛にダメージを蓄積しないためには、2ヶ月に1度、白髪を染めるメースが良いと言われています。
したがって、2ヶ月待って、次は明るめの色で白髪染めをしましょう。
対応2 脱染洗を使う
白髪染めの色を抜く商品で脱染剤というものがあります。その漢字の通りに染料の色を抜くものです。
ブリーチと仕組みは同じですが、違いは以下の通りです。
ブリーチ : 髪のメラニン色素を漂白して明るくする
脱染剤 : 人工的な着色を取る
脱染剤も髪は傷みますが、ブリーチほどではありません。2ヶ月も待てない方、多少の髪の傷みは覚悟できる方は脱染剤を使用できます。
若干ではありますが、脱染剤の方が髪は傷みません。
まとめ
◆白髪染めで暗くなり過ぎた髪を、明るくするためにブリーチをするのは髪が非常に傷む
◆髪を明るくする方法
・2ヶ月後に明るい色で染め直す
・脱染剤で色を抜く(髪は傷む)
