よく「白髪染めは身体に良くないよ」と言われるのを聞きませんか?
そうはいっても、白髪は染めたいし・・・。この噂は本当なのでしょうか。
結論から言いますと本当です。薬剤を使いますので、人間の体への影響はあります。
しかし、白髪染めを知ることで、身体に悪い影響を避けることができます。
ここでは、白髪染めが身体に悪いという理由と、その対応方法について説明します。
白髪染めの種類
まず白髪染めの種類について、理解しましょう。一口に白髪染めと言いますが、いくつかの種類に分類できます。
ここで身体への影響が強い白髪染めとは、「酸化染毛剤」です。市販されている一般的な白髪染めはこの「酸化染毛剤」です。

出典:ヘアカラー工業会
白髪染め(酸化染毛剤)が身体に悪い原因とは
白髪染め(酸化染毛剤)が身体に悪い理由の前に、髪を染める仕組みを簡単に説明します。
白髪染め(酸化染毛剤)はアルカリ剤でキューティクルを無理矢理開いた後で、染料を髪の内部に染み込ませます。
この染料に発色をよくするために、パラフェニレンジアミン(PPDA)などのジアミン系の薬剤が使われています。
このジアミンがとても刺激が強く、アレルギー症状を起こすことがあります。

ジアミンアレルギーの主な症状
・頭皮や周辺の皮膚の痒みや痛み(軽い場合はジリジリとするような違和感を感じるそうです)
・同じく頭皮や周辺の皮膚の炎症
・顔やまぶたが腫れる(写真で見たことがありますが、目がパンパンに腫れます)
怖いのはアレルギー症状は徐々に強くなっていき、呼吸困難などの激しいアレルギー反応であるアナフィラキーショックを起こすこともあります。
また、ジアミンは国際がん研究機関からも発がん性物質の成分として、注意しなければいけないということが公表されています。こちらの方が怖いですね。
こんな人は注意
危険性が強い白髪染め(酸化染毛剤)ですが、多数市販されていて、多くの人は普通に使っています。
では、注意が必要な人はどのような人でしょうか。
使用するとピリピリする、痒くなる、吐き気のする方
既にアレルギー反応が起きています。絶対に使用してはいけません。呼吸困難などの激しいアレルギー反応であるアナフィラキーショックを起こすこともあります。
長年白髪染めを使い続けている方、頻繁に使っている方
ジアミンの影響が身体に蓄積されています。造血障害(正常な血液が作れなくなる)、腎障害、肝臓への影響なども報告されています。
体の弱い方、高齢の方
ジアミンの影響が健康な人より大きく出ます。
小さい子供のいる方
子供も大人よりジアミンの影響が大きくでます。親が白髪染めをしている時に子供が誤って薬剤に触れたり舐めたりする可能性があります。刺激が強いのでショック症状を起こす事もあります。
妊娠中の女性
白髪染め薬剤が体内に取り込まれ、胎児の発達に影響が出たりする事があります。
パッチテストは必ずしましょう
ジアミンへの耐性を確認するためにパッチテストは必ずしましょう。説明書にも記載されいますが、方法は簡単ですので白髪染めをする時は必ずパッチテストをしましょう。パッチテストの方法は大体、以下の通りです。
「皮膚の柔らかい部分に薬剤を塗って24時間を目安として放置し、かぶれたり赤くなったりしないか反応を見ます。
コットンに薬剤を含ませて肌に密着させたりしますが、入浴の際は薬剤が落ちないようにラップやビニールを使ってカバーします。」
このパッチテストでNGの場合はジアミンアレルギーの可能性がありますので、絶対にその白髪染めは使わないでください。
身体に優しい白髪染めとは
ここまでに身体に悪い影響がある白髪染めについて説明しました。
では、身体に優しい白髪染めとはどのようなものでしょうか。正解は酸化染毛剤以外の白髪染めですが、お勧めはカラートリートメントとカラーシャンプーです。
オハグロ式やヘナは臭いや色合いにクセがあります。カラートリートメントとカラーシャンプーは身体だけでなく、毛髪や頭皮にも優しく、色合いも自然です。
まとめ
◆白髪染めが身体に悪い影響があるのは本当。
◆身体に悪い白髪染めの種類は「酸化染毛剤」。
◆身体に優しい白髪染めは「カラートリートメント」と「カラーシャンプー」がおすすめ。
髪の毛が染まるまで若干の時間がかかるため、なるべく早目のご使用をおすすめします。
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